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2025.08.25

生涯発達理論について

成長という言葉は、教育でも社会でも

使われるワードです。

 

そんな身近な言葉ですが、成長の

意味を考える機会は、案外

少ないのではないかと思います。

 

そこで成長の言葉の意味を調べてみると、

成長には「身体的成長」「知識・スキルの成長」

「精神的成長」「人間関係の成長」の

4つの意味があるんだそう。

 

「身体的成長」は身長が伸びたり筋力がつくなど

目に見える変化ですが、それ以外は

目に見えない変化です。

つまり、中身の成長です。

 

自分の年齢に合う「成長」をしているか、

考えてみたいと思います。

 

まず知識・スキルの成長は、

新しいことを学び、できることが

増えること。例えばパソコンスキルや

プレゼンスキルなどがそうかもしれませんね。

 

そして、精神的成長は、

①自己理解が深まり、感情のコントロールが

できるようになる。

②他者への共感力や柔軟性が高まる。

 

人間的成長は、

①対話力や信頼関係を築く力が向上する。

②衝突を避けるのではなく、

建設的に向き合えるようになる。

 

という意味なんだそう。

私たちは、生涯をかけて成長する、

と言われていますが、年齢と共に

特に意識したいのが、精神的、人間的成長

かもしれませんね。

 

さて、生涯発達理論というものを

ご存じでしょうか。

 

この理論は、人間の発達が出生から死まで続く

という考え方に基づいています。

つまり、発達は子供時代だけでなく、

成人期や高齢期にも起こるという視点です。

 

特に40代50代に以下を乗り越えておくことが

60代以降の自分の発達につながるようです。

 

①自己の再評価

これまでの人生を振り返り、

「このままでいいのか?」と問い直す、

いわゆるミッドライフ・クライシス。

キャリアカウンセリングでは、

そんな節目で悩まれてご相談に

来られる50代の方が多いのですが、

こういった悩み、なかなか本人は

辛いのですが、成長過程にあるんだ!と

思ってください。

正しい悩みなんです。ここで立ち止まって

人生を振り返って、自分、このままで

いいの?と問いかけることで

自分と向き合えます。よりよい60代以降を

過ごすためににも、辛いけど見て見ぬふりは

しないでください、といつも

お伝えしています。

辛いと思うことが正常なんです!

 

②生産性の追求

仕事や家庭、社会貢献などを通じて

「何を残せるか」を考える。

 

③役割の変化

家庭や職場での役割など、多面的な責任を負う。

この時期は「育てる」ことが中心。

自分だけでなく、次世代や社会への影響を

意識するようになります。

 

40代50代に、これらを乗り越えると

ようやく大人として成長を遂げることに

なるのかもしれません。

 

②③の共通要素は、

自分自分、から周囲のために役立つ自分に

変化していく点です。

しかも、見返りを期待することなく。

それを期待するということは、結局

自分自分、なんです。

 

我見でものを見るのは30代で

本来は終わりですが、

しかし40代50代も、それを引きずることも

あります。

 

それを変えなくちゃ、と頑張った人は

その後の人生、友人も増え、社会に役立つ、

必要とされる存在になっていけます。

 

だから今もがき苦しんでいる40代50代の人は

自分、成長してるんだ!と安心してください。

 

私も50代後半に差し掛かりました。

よりよい老後を迎えるために

今が勝負時、と思って意識しています。

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