キャリア×ダイバーシティは、株式会社 キャリエーラ

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キャリエーラブログ

2020.08.10

ヒルビリーエレジー

ダイバーシティ(多様性)に関する

講演や研修を実施する中、

目の前の自分に見えている世界以外を

知ることは、とても大事。

直接接したりインタビューすることが

できれば一番よいのですが、

すべてを経験することが出来ない中、

本は参考になります。

ということで、

自分とは異なる環境の人が、何を考え、

どんな問題を持ち、どう生きているのか、を知り、

考える本を2冊ご紹介いたします。

ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~
Amazon(アマゾン)
1,782円

ラストベルト、と呼ばれるオハイオ州ミドルタウン、

アパラチア山脈の町、ケンタッキー州ジャクソンで

育った著者。

アメリカの繁栄から取り残された、

白人労働者階層。

なぜ、オバマを嫌い、トランプを支持するのか、

どうしてドラッグや銃がまん延しているのか、

暴力や離婚再婚率が多いのか・・・

どうして努力しないで権利だけ主張するのか・・・

著者は、この町から抜け出し、

イエール大学のロースクールにて

学び、今は裕福な暮らしをしています。

決して育った街を見捨てたわけではなく、

2つの世界の違いを経験し、支援したいと

思っている。

そんな著者が、これらの理由を愛を持って

語っています。

この本は、日経ビジネスで三浦瑠麗さんが

推薦されていて、早速手に取ってみました。

とても読みやすく、手に取るように

アメリカの問題が感じられ、あっという間に

読んでしまいました。

そして、もう一冊は、

兎の眼 (角川文庫)
Amazon(アマゾン)
554円

ヒルビリーエレジーと近い環境の日本のお話。

人が嫌がる、ゴミを扱う仕事に就く、貧困で

差別のある地域で、先生として子供たちに関わる

小谷先生。

生まれた環境によって、子供たちの未来は

違ってくる。

そこから抜け出すには?

教育を受けることの大切さを

ひしひしと感じました。

子供にも読みやすい本ですが、大人に

読んでほしい一冊。

暑いので、家で読書もいいですよね。

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