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2021.03.12

国際女性デーに思うこと

2021年3月8日は、国際女性デーでした。

それにちなんで、今日は女性活躍推進のお話。

女性活躍やダイバーシティ推進に

関わる仕事をしていますが、

この最終ゴール、目的は「多様性」。

女性「が」活躍ではなく、
誰もが適材適所で、その人らしい
活躍ができること、
そのために平等に機会が
与えられること。

企業研修では、その点がうまく伝わらず
また、何度も講義中に目的を説明しても、
女性だけに特化しての施策は、
逆に差別じゃないか
といった意見があがってきます。

私もこのような仕事をしているのに、
実は性別を男女二手にわけることに
違和感を感じ続けており、
男性は、女性は、と括りたくないし、
本当は括られたくないと思っています。

だから、

女性は、男性は、という言葉を
使いたくない人なのですが、
激しく固定観念や生理的反応が
入ると、奥まで浸透していかないので、
とてもデリケート、難しいなあ・・・と
感じつつも、

女性活躍推進は、あくまでも通過点!
と、携わっています。

さて、歴史上、男性上位だったのは明らかで、
例えば、選挙権が女性にはなかったり、
哲学者、科学者、司祭などの職業は、
女性が就くことができなかった、つまり、
学問は男性のものでした。

女性は男性の所有物。

この「所有物」をめぐって男性同士の
争いは、やがて「戦」に発展することも
多々ありました。
この話は脱線、別の機会に・・・。

男尊女卑文化は、根深いのです。

そんな中、実は日本の男尊女卑文化の
歴史は浅い、と言われています。

社会的に女性の地位が低くなったのは、
江戸時代がはじまりらしいのです。

そう、江戸幕府です。
士農工商という階級ができ、
一番上は武士。
そして、その武士に女性はなれませんでした。

もう一段掘り下げて考えれば、
男女差だけでなく、日本では職業で
人を差別する考え方や制度が
江戸時代にはっきりした、作られたとも
言えます。

さて、ダイバーシティ推進のゴールは、

誰もが適材適所で、その人らしい
活躍ができること、
そのために平等に機会が
与えられること。

です。

その前に女性活躍推進という課題に
日本だけでなく、世界中が取り組んでいる
わけですが、

この長い長い歴史の中で、女性が男性と
平等に扱われる、機会や自由が与えられなかったのを

徐々にウーマンリブ運動しかり、
女性たちは声をあげて変えてきましたが、
ここで今、勢いをつけて大きく変えている真っ最中。

男女だけでなく、LGBT、障がい者、
人種など、様々な差別をなくそう、という考え方が
背中を押してくれています。

まさに人類の歴史を大きく変えようとしている
流れではないでしょうか。

だからそう簡単には進みません。

常識だと信じていた、人々の
固定観念が邪魔をするからです。

男性はこうあるべき、女の子なら普通は、みたいな。

さて、そんな中、当事者の女性は
何をすべきか。

それは、女性同士が闘わない、ということかも
しれません。

そこで、是非、手に取ってみていただきたい本を
2冊ご紹介いたします。

フェミニスト・ファイト・クラブ 「職場の女性差別」サバイバルマニュアル
Amazon(アマゾン)
500〜6,270円

この本は、面白おかしく、女性のサバイバル術を
軽快に書いていますが、
このクラブのルールがまさに、
女性同士は闘わない、
なのです。

そして、もう一冊。

わたしはオオカミ 仲間と手をつなぎ、やりたいことをやり、なりたい自分になる
Amazon(アマゾン)
810〜5,832円
元女子サッカーアメリカの代表、
アビー・ワンバックさんの本。
やはり、彼女も
仲間と手をつなぎ、やりたいことをやり、
なりたい自分になる

と言っています。

女性同士が思いやりを持ち、支え合うこと。
私たち女性ができること、やらなきゃいけないこと。

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