私の講演や研修のテーマ
企業研修では、キャリアとダイバーシティを
テーマとして実施するケースが多いのです。
対象は様々ですが、
女性対象に、リーダーとしての活躍に向けた
半年程度かけたプログラムや
様々な部下を持つ管理職に向けた
ダイバーシティマネジメント。
また、幅広い層に向けては、キャリア自律。
リーダーシップやマネジメント、
そして自分らしいキャリアを考えるために
欠かせないのが、自己理解です。
特に多様化している自分以外の人、
レールがひとつでない中、
自分自身が迷わないためにも、
自分についてしっかりと理解し、
向き合うことが、今の時代大事に
なっています。
私が見ていて感じる傾向ですが、
自己理解がきちんとできていない、
つまり自分のことを見つめていないと、
人間関係で問題を起こしてしまうケースが
多いようです。
どういうこと?というと・・・
人は誰でもこだわりやクセを持っています。
それが悪い、直しましょう、ということではなく、
自分のこだわりやクセを知ることで、
人と接する際に「気を付ける」ことが
できるのです。
つまり、周囲の人は、自分がこだわっていることと
違うし、むしろそのこだわりを押し付けられて
不快な思いをすることもあります。
クセとは、自分の性格。
性格は変わらないですが、相手と自分は
性格が異なるんだ、では何が違う?が
わからないとぶつかります。
そういう違いによって、不快な気持ちに
なったり、ぶつかったりし、人間関係が
悪化します。
自分のロジックと相手のロジックは
違うんだ、を理解した上で
周囲と関わるためにも、まずは
自分の特徴を知っておくことです。
研修では、自己理解をしていただくために、
グループで自分ことを話してもらう時間を
設けます。
こんな時、どう思うか、私だったらこうする、
それはなぜなら・・・
という話をすると、同じ場面でも
自分とは違うんだ、がわかりますし、
なぜならば、を振り返ると、自分の
こだわりや特徴がわかります。
人と自分は違います。
特に日本人は、「日本人」で括って
一緒だと思い込んでいるのではないでしょうか。
組織の中には、様々な生まれ育ち、
経験の人がいます。
多国籍の人が混在する国では、
それが前提となってコミュニケーションを
取っていますが、日本はその点の
意識が少ないのではないでしょうか。
日本は察する文化もあるため、
わざわざ相手にWhy?と聞いたり
自分のなぜならば、を言語化しない特性も。
対話をして、自分の特徴を知るところから。
これによって個が活かされる、主体的な
強いチームになれます。
研修ではどんなテーマでも、これを
重要視しています。